感謝している
「卒業式の国歌斉唱で起立しなかったことを理由に、退職後に嘱託教員として採用しなかったのは違法として、東京都立高校の元教師ら13人が、都に計約7300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。」というニュース(2008.2.8産経新聞)。「中西茂裁判長は、起立を命じた職務命令は合憲としたが、「不採用は都教委の裁量権の逸脱」として都に計2750万円の賠償を命じた。」とのこと。
「校内暴力」世代である私の卒業した公立中学は、今はどうだか知らないが、当時は県下有数の不良校で、通俗的なテレビドラマか若者向け歌謡曲の歌詞さながら、校庭を改造バイクが走り回り、しょっちゅう校舎の窓ガラスが割られた。イジメなど日常茶飯事、私はその対象にこそならなかったものの、同級生に屋上に呼び出され、金を巻き上げられたこともある。同級生の背後にはおっかない先輩がおり、先輩の背後には地元のヤクザがいたそうだ。
あの頃の学校の荒廃を、私は教師のせいにするつもりはない。そりゃあ、いく人かは、戦後のどさくさで教師になってそのまま居座り続けているとしか思えない、どうしょうもない教師もいたが、世間の理不尽さを教わったと思えば、今ならそうも思えるし、しかしたいがいは、とくに若い先生は生徒のためによくやってくれていた。
少なくとも、手前のくだらぬ思想信条のために、国旗・国歌騒ぎで卒業式をメチャクチャにして恥じぬ、独善的なバカ教師は一人もいなかった。そのことを今でも感謝している。
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