楢山節考
深沢七郎のデビュー作(第1回中央公論新人賞)にして代表作。
いわゆる「姥捨て」の話。息子の辰平が年取った母おりんを山に置いて下りる途中で、かつて母の予言した通りに雪が降る。
「辰平は猛然と足を返して山を登り出した。山の掟を守らなければならない誓いも吹きとんでしまったのである。雪が降ってきたことをおりんに知らせようとしたのである。知らせようというより雪が降ってきた! と話し合いたかったのである。本当に雪が降ったなあ! と、せめて一言だけ云いたかったのである。」
ここで、私は、うるっときてしまった。
1958年に木下惠介監督、1983年に今村昌平監督により映画化もされている。
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