BANANA FISH
吉田秋生の「BANANA FISH」は、1985年~1994年、別冊少女コミックに連載された長編漫画。
小学館漫画文庫で、全11巻+番外編1巻。本編の1巻から順に読んだ。あたりまえだ。そして2巻の巻末、渡辺えり子(改名前)のエッセイで、早くも主人公のたどる結末を知る。俗にいうネタバレを気にする方は注意されたし。
その「結末」のあり方に、読者の間で賛否があるという。ヒット作の宿命だろう。私はこの終わり方でいいと思う。というか、これがほとんどベストでは?
けれど、後日談の「光の庭」が、私にはどうも興醒めだった。確かにこれはこれでよくできた話だし、ホロリと泣けもするのだけれど、所詮、登場人物たちからの「もらい泣き」なのだ。主人公アッシュの思い出に涙する特権は、あくまでこの超大作を読み終えた「読者」のものであり、登場人物たちのものではないハズなのに…。
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