この4月で、退院から丸5年が経つ。2017年11月公演『オトカ』を以てピタパタを〈活動休止〉としてきたわけだが、泣きっ面に蜂というべきか、主宰の生活環境に輪を掛けて変化があり、「休止」を「停止」と表現を改めたい。再開の可能性は限りなくゼロに近い。
もっとも、この5年、何の活動もしてこなかったわけで、「休止」だろうが「停止」だろうが、誰にとってもたいした違いはないのだけれど、私の気持の一つの区切りとして、ウェブサイト上の表記も既に改めたところだ。
【あらすじ】【戯曲を読む】
とある地方の一軒家。猛暑。居間のエアコンが壊れている。修理の電気屋を待つ内田シゲル
と義兄宮本マサヤ。入院している父の見舞いから帰って来る母 内田アキコと姉 宮本ミ
ドリ。シゲルの高校時代の友人で、同じ天文部に所属していたヤグチ。ワケアリで東京の大
学から帰省した シゲルたのちの従姉妹サキ。そして父の本妻の娘 森リエコ。それぞれが、
それぞれの日常で何かを抱え、この内田家を訪れる。
【戯曲を読む】【あらすじ】
絶え間なく落ち続ける滝。それはあたかも巨大な水時計のよう。滝を見下ろす高台に城跡が
あり、そこにかつての城主の末裔たちが石碑を建立した。石碑の除幕式のため、一族が古び
た宿に集合する。そこで起きたある事件。しかしそれは時の流れとともに人々の記憶の彼岸
へと押し流される。
やがて、滝と城跡を結ぶ遊歩道が完成した。そしてまた次の世代の末裔がこの宿を訪れる。
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