https://agora-web.jp/archives/260430071449.html?fbclid=IwY2xjawRgw81leHRuA2FlbQIxMQBzcnRjBmFwcF9pZBAyMjIwMzkxNzg4MjAwODkyAAEexAMoVICU8oZXTHeij3tXj1v804YH0zNXajP0jLooiCFV2r5-7YjsOEQ8qS8_aem_pOUPebAxEBDOJxTm1qVvIA
「保守」とは「時間をかけて蓄積された制度や慣習を尊重する」という、きわめて常識的な考え方である。
この点で重要なのは、保守主義が一種の「実証主義」だということだ。人間の理性は不完全だから、思いつきの制度設計よりも、長い時間をかけて試行錯誤されてきた仕組みのほうが合理的である可能性が高い。これはエドマンド・バーク以来の伝統的な考え方であり、欧州社会ではかなり共有されている。
ところが日本では、この「経験に基づく合理性」という発想がほとんど理解されていない。かわりに出てくるのが、「とにかく守れ」というスローガンである。しかし「なぜ守るのか」という問いがなければ、それは単なる思考停止だ。著者が指摘するように、これは「保守」ではなく「政治的狂気」に近い。
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