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2025年4月14日 (月)

ここがロドスだ、ここで跳べ

https://www.historist.jp/articles/entry/philosophy/006364/#:~:text=%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%80%94%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%95%E3%81%AE%E5%AF%93%E8%A9%B1&text=%E3%81%82%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%A6,%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%82%82%E6%9C%89%E5%90%8D%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 

イソップ童話の作者とされる、古代ギリシアのアイソポスの寓話の言葉である。ロドス島の競技会で大跳躍をしたと吹聴する者に、まわりの人がではここがロドスだと思って、ここで跳んで見せろと言ったのである。ここで跳ばねば、どこで跳ぶ、人生もまたしかり。あの仕事をさせてくれたら、あの機会に恵まれたら、と話を他にふる前に、今、ここで自分の取り組んでいることに専念する。この言葉は、ヘーゲルが『法の哲学』で引用していることでも有名である。どこかに理想の社会を求めるのではなく、今、実現された社会の理性的な秩序を把握し、そこを足場にして現実の只中で生きよという意味である。まずは与えられた現実の中で、自己のパフォーマンスを最高度に発揮することである。ここで跳べない人間が、他のところで跳べようか。

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