ソナタ形式
https://note.com/koronstudio/n/n72d625059fc6
基本的なソナタというのは4楽章構成で、それぞれのキャラクターが決まって書かれていることが多いです。
第一楽章ーテンポは比較的早めの曲が多く、「ソナタ形式」にのっとって書かれます。
第二楽章ーいわゆる「緩徐楽章」と言われる楽章です。ゆっくりとゆったりとした曲です。
第三楽章ー舞曲のリズムを使ったメヌエットやスケルツォが使われることが多い楽章です。軽やかで楽しげな曲が多いです。
第四楽章ー作品の最後を任された、壮大でフィナーレにふさわしい楽章。「ソナタ形式」や「ロンド形式」といった形式で書かれます。
さて一楽章と四楽章に「ソナタ形式」という言葉が出てきました。これはソナタの一楽章(及び終楽章)に多く使われた形式のためそう呼ばれています。ソナタ形式についても少し詳しく見てみましょう。
先ほども話しましたが、ソナタ形式は起承転結のような構造になっています。
1.提示部ー楽曲のテーマ、主題を提示します。聴いている人はここで作品のキャラクターや雰囲気がわかります。
2.展開部ー提示部で提示された主題が転調したり、変形したりと大きな変化が訪れる場面です。変化させるアイデアやイメージなど、作曲家の力量が試される場面かも...?
3.再現部ー再び提示部が戻ってきます。再度登場なので「再現部」なのですね。しかし提示部とは違う調で「再現」されることも多く、そうすると物語にちょっとした変化が加わりますね。
4.コーダ(結尾部)-曲を締めくくる部分。短いことも、「あれ、いつ終わるの?」くらい長い作品もあったりします。
中には提示部の前に長い序奏があったりします。例えばベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」第一楽章などはよい例です。
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