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2024年10月12日 (土)

アーレントと労働

https://magazine.msz.co.jp/recommend/09605-talk202306/#:~:text=%E7%99%BE%E6%9C%A8%20%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9,%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AD%E3%80%82

アーレントは、マルクスを「全部労働にしちゃう」と批判しているんですね。生命維持も、モノをつくるのも、他者とのかかわりも自己実現も全部労働。それはすごく危険だと。まあマルクス側からの言い分はあると思うんですけど…、でも労働と全体主義は結び付いて、関係しているんじゃないか、というのが自分の読みだったんです。…現代人は、労働・仕事・活動を、みんな3つともそれなりに引き受けながらやっていかなきゃならない。アーレントって「活動」が重要で「労働」を軽視したように見られることがありますけど、僕はアーレントって労働も欠かすことができないと考えていると思うんです。仕事もそうだし。むしろその3つのバランスをどうやってとっていくか。それが我々にとっての「活動的生」であって、それが労働に偏りすぎてもいけないし、いっぽうで活動だけになっても危険だというのが、自分なりの考えだったんです。

 

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