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2024年8月13日 (火)

自律神経と脳

https://setagayanaika.com/blog/1061

自律神経は脳の視床下部に支配されている
1.視床下部は自律神経系の最高中枢
自律神経は、本人の意思とはかかわりなく内臓や器官に作用しています。ホメオスタシスを保つために、24時間365日休まず体の状態を微調整しているのでしたね(前回のコラム「自律神経とホメオスタシス」より)。
自律神経のはたらきは、脳の視床下部という場所によってコントロールされています。「視床下部は自律神経系の最高中枢」と呼ばれているほど。脳の中ではとても小さな部分ですが、人間のホメオスタシスの維持に最も重要な役割を果たしています。
2.脳を構成する3パーツ
脳は大きく分けて①大脳②小脳③脳幹の3つのパーツから成り立っています。視床下部は、③脳幹(間脳・中脳・橋・延髄)のなかの、さらに間脳(視床・視床下部)という場所の中です。また、①の大脳は「大脳新皮質」と「大脳辺縁系」の2つのエリアに分かれています。大脳新皮質はものを知覚・思考・判断するなど、知性をつかさどるはたらき、大脳辺縁系は食欲や性欲、快・不快、怒り・驚きなどの情動をつかさどるはたらきがあります。視床下部はこの大脳辺縁系の影響も強く受けながら、自律神経活動の調整を行っています。
自律神経は「本能」に反応する
視床下部は大脳辺縁系などの影響を受けつつ、脳幹や脊髄に作用し、自律神経活動へとつながります。とくに大脳辺縁系からの情報が大きく影響しており、自律神経は本能的な欲求や情動・感情などに反応します。
たとえば、急に大きな音がしたとしましょう。この時、大脳辺縁系に「驚き」という感情が生じます。驚きに反応した視床下部は自律神経の交感神経を興奮させ、交感神経は心臓の鼓動を速めたり、血圧を上げたりするのです。

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