健康の定義
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/14/dl/1-00.pdf
WHO憲章*1では以下のように定義している。
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱
の存在しないことではない。」
“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not
merely the absence of disease or infirmity.”
「健康」といえば、まずは身体的なものを思い浮かべることが多いのではないだろうか。
しかし、ただ表面上病気でなければいいというものではない。肉体的にも、精神的にも、
更には社会的に見ても、全てが良好な状態でなければ、健康とは言わない、ということ
だ。
また、同憲章にはこんなことも謳
うた
われている。
「到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若
しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである。」
「全ての人民の健康は、平和と安全を達成する基礎であり、個人と国家の完全な協力に
依存する。」
「ある国が健康の増進と保護を達成することは、全ての国に対して価値を有する。」
つまり、健康が個人にとって、また国家にとっても極めて大切なものであり、その達成
に向けて個人と国家が協力していくことが必要ということである。これが既に半世紀以上
前に作成されており、今でもなお憲章としての意味を持ち続けているのである。
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