複合語・複合動詞
複合語・複合動詞とは
複合動詞:動詞を後部要素として、これに動詞、または他の品詞が複合してできた動詞。「呑み込む」「恥じ入る」「長びく」「相手取る」「値する」の類。→複合語。
複合語:本来それぞれ独立の言語要素が、二つ以上結合して、新たに単純な一語としての意味・機能をもつようになったもの。「やまがわ(山川)」「ゆうやけ(タ」「とおあさ()ü浅)」
「はやおきどり(早起鳥)」「おちつきはらう(落着払)」など。[以下略]
『日本国語大辞典第二版』小学館
複合語:単語を語構成の面から共時的に見た場合の一類の名称。本来、単独の用法をもっ二つ(以上)の単語が結合して新たに一語としての意味・機能をもつに至ったもの。[中略] 複合語の品詞は、名詞(春風・花見・つり橋)、動詞(聞き入れる・遠のく)、形容詞(重苦しい・名高い)、形容動詞(声高、話し上手)、副詞(心もち・なおかっ)など広い範囲にわたっているが、複合名詞が最も多く、次いで複合動詞となり、複合形容詞・複合形容動詞・複合副詞はずっと少ない。複合語の品詞は、多くの場合、その最終要素となる単語の品詞によってきまる。前の成分には、普通、動詞の場合は連用形、形容詞・形容動詞の場合は語幹が用いられる。[以下略] 『日本語学研究事典』明治書院2007
https://ocw.nagoya-u.jp/files/440/hukugou.pdf
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