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2022年7月 6日 (水)

シグナリング理論

2001年のノーベル経済学賞受賞者、マイケル・スペンスは、学歴競争の原理を理論的に分析。
その「シグナリング理論」で、教育は、個人の能力を他人に知らせる「信号(シグナル)」として取り扱われる。企業は、労働市場で、求職者ひとり一人の実力を正確に把握しがたい。そのため、求職者は、自分がどれだけ優秀であるかを積極的に知らせなければならない。そのとき、最も効果的な手段が教育である。
スペンスは、教育が必ずしも個人の能力を向上させる、とは考えなかった。一流大学が一流人材を育てるというよりは、一流人材が自身の優秀性を市場に知らせるため一流大学に入る、といった具合の主張だ。大学の卒業証書は、大学で実力をみがいた、という証書ではない。「私には、最初から大学を卒業するだけの実力がある」とのことを示すシグナルにすぎない。
企業にとって、求職者ひとり一人の能力を精査するのは困難。やや不確実なものの、学歴によって見分ける方が簡単となる。
スペンスは、教育の需要は、良い看板を手に入れようとする欲望によって決まる、
教育は、個人が労動市場に送る信号の強度を強めるための投資と考えた。

 

http://note.masm.jp/%A5%B7%A5%B0%A5%CA%A5%EA%A5%F3%A5%B0%CD%FD%CF%C0/#:~:text=%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%90%86%E8%AB%96%20%E2%80%A0,%E3%81%AB%E6%8A%8A%E6%8F%A1%E3%81%97%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%81%84%E3%80%82

 

 

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