札幌のクラブWall
https://jp.ra.co/features/3182
話は遡るが、札幌にクラブ以前のディスコができはじめるよりも前の時代、札幌の空の玄関口でもある千歳にはかつて米軍基地(1975年に閉鎖)があり、そこからソウルやファンクといった米国のレコードが入ってきていたそうだ。米軍が起点となり、最新の音楽が輸入されてシーンが形成されるというのは、1960~70年代の横浜・本牧のそれとも共通点がある。それに加えて、1980年代にアメリカでいち早くLarry LevanやDavid MancusoといったNYハウスを体験した人々が、札幌のクラブWall(現在はPlastic Theaterとして営業)にLarry Levanを招聘したように、その影響をローカルへと持ち帰り、それが現在の札幌のクラブ・シーンの礎となっているのは間違いないが、もともと先進的なものを受け入れる風土をこの街は持っていたのかもしれない。
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