理論と論理
「論理」・・・思考や議論を進めていく上での道筋。英語だと「logic(ロジック)」
「理論」・・・事実や現象を説明するための体系的な知識。英語だと「theory(セオリー)」
「論理」とは「思考や議論を進めていく上での道筋」を指します。簡単にいうと「話の展開の順序」ということになります。
話す場合は考えがまず先にあるはずなので(何も思考せずに話すのは物理的に不可能なので)、「論理」とは「思考の法則や形式」と捉えることもできます。
「論理」の漢字をみると「論ずる理(ことわり)」ですから、「論理」=「話したり、考えたりする上での道筋」という意味であることがわかります。
「理論」は「個々の事実や現象を統一的に説明するために道筋を立てて組み立てられた知識の体系」です。
「説明するために道筋を立てて」とは「論理的」ということです。つまり「理論」は「実際に起こったことを論理的に説明するための原則的な考え」を指します。
つまり「理論」は意味的には「論理」を内包します。
「理論」の漢字をみると「理の論」ですから、「理論」=「道筋の見解」=「道筋の通った考え方」という意味であることがわかると思います。
« 身体図式の定義とアプローチ | トップページ | 社交辞令 »
コメント