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2020年10月 1日 (木)

従来のリハビリテーションの問題点

http://medt00lz.s59.xrea.com/rhx/node2.html

 

1.2.1 従来型のリハビリの考えかたには問題がある
従来のリハビリテーションは、障害をもった個人が何ができなくなったかということより、 残された能力によって何をなしうるかが重要であるという哲学に基づいて 2いる。
このため、リハビリテーションの目標は「患者が有するすべての能力を最大限に活用する」、 という方向に向けられ、「麻痺した手足を再び動かす」というアプローチはあまり考えられていなかった。
外傷の患者の場合、そもそも動かす手足がなくなってしまったからリハビリテーションを 行うため、こうしたアプローチが主流なのは当然といえば当然であるが、 脳梗塞の患者が再び歩けるようになるためのアプローチとしては、 従来型のリハビリの考えでは不十分な可能性がある。
1.2.2 学習された不使用
野良猫の前足をペンチなどで潰してやる3と、彼らは残った3本足で器用に逃げていく。
動物が何らかの理由で肢の動きが不自由になった場合、当然リハビリをしている暇などない。
この状態でも生き残るためには、"不自由になった肢の存在を急速に忘れること"しかない。 手足を無くした猫のの脳も、3本足になった体に急速に適応していく。 人間も例外ではなく、入院患者が自分のベッドで生活するときには、 麻痺した方の手足はほとんど使わなくなってしまう。
たとえば右手の麻痺を生じた患者さんが歯を磨こうとした場合、右手を出そうとして麻痺に気がつき、 その後に左手を使うかと思うとそうではない。右麻痺で入院した方の多くはすぐに左手を出し、 右手が動かない状況に急速に順応していく。
この働きは、生存競争に生き残っていくには有利な反応ではあるが、 脳梗塞の患者が、再び麻痺した手を動かすにはむしろ邪魔になっているかもしれない。

 

従来のリハビリテーションは、患者のADLの早期からの拡大を目指す。この方法論では、 装具の使用などにより麻痺側の働きをより減らし、まだ動くほうの手足の動きを鍛えることで、 患者脳の麻痺側への関心はますます低下してしまうことになる。

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