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2019年10月14日 (月)

血管性迷走神経反射

過度のストレスや強い痛み、恐怖心などが原因となり迷走神経が刺激され、末梢の血管が拡張し血圧が低下するために、脳に十分な血液が送れなくなり起こります。立位または座位で生じますが、横になった状態では起こりません。症状は血の引くような感じ、冷や汗が出る、目の前が暗くなる、吐き気や腹部の違和感などですが、これらを前兆として失神(気を失う)に至ることもあります。
失神を起こした場合は他の病気の可能性を考え、場合によっては検査が必要です。電車の中や朝礼などでの長時間の立ちっぱなし、注射や採血のあと、激しい腹痛のあとなど、生活のさまざまな場面で起こる可能性があり、寝不足や飲酒といった状況はこの反射をさらに起こりやすくします。
対応としては、まずは迷走神経反射を起こしやすい状況を避けることです。すべてが避けられなくても例えば朝礼の前日はしっかり睡眠をとる、採血や注射は寝た状態で行うなども有効な対策です。
前兆を感じた場合は、可能であれば横になる、不可能ならばしゃがみこむことですが、どちらもできそうもなく症状が軽い場合は、足を交差させてふくらはぎや臀部(おしり)に力を入れたり、両手を引っ張ることで血圧が上昇し、失神が予防できることがあります。症状がなくなったら、ゆっくり慎重にようすを見ながら立ち上がってください。

 

http://koganei-med.or.jp/info/info_memo/230.html

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