塩を控えすぎると ミネラル不足になる
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減塩で問題となるのは、ミネラル不足になるということです。みなさんはミネラルという言葉はご存じでしょうが、具体的には塩の主成分のナトリウム、酸素を運搬する赤血球には鉄、骨や筋肉の収縮にカルシウム、その他にセレン、銅、亜鉛、マグネシウム、クロム、ヨウ素など、あるのかさえ解らないほど微量の元素を指します。そんなものが無くても良いと思う方もおられますが、「ミネラル不足の中でも、とりわけ亜鉛不足は若い世代での味覚障害の増加と関係している」というのは有名なお話しです。このミネラル群はさまざまな代謝に深く関わっているのです。これは「基礎代謝」や「新陳代謝」といった言葉でみなさんにもおなじみの体内の化学反応すべてを指し、すべての反応に対してミネラルはビタミンと力を合わせ「補酵素」というアシスト役として働きます。
ミネラルが不足すれば代謝が滞り、特急列車が各駅停車になるようなものです。日本の鉄道網すべてがノロノロ運転になった状態を想像してみてください。大変、非効率的です。この大切なミネラル補給源の一つである塩をやみくもに減らしてはいけないのです。
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