赤頭巾ちゃん御用心
2017年の高崎・影山・井上の対談[7]では、再結成で演奏しないことについて、高崎は「いい曲なんやけど、やらん」「普通にあれをやってるんだったら『ええ曲やね』って思うんやけど、派手なジャンプスーツ着てさ、ピンク・レディーみたいに足をパカパカやったり」と、楽曲自体は評価しつつも、振り付けと衣装に違和感を感じていたことを述べ、影山も「たっかんは、曲だけじゃなくて、衣装とか振付とかその当時の黒歴史がともに甦ってくるのが嫌なんだよね」とその心情に理解を示していた。ファンは聴きたいだろうに、それに応えるのがプロってもんだろう、などと思ったこともあったけれど、そうじゃない。ファンなら当然レイジーのデビューのいきさつや「ヘヴィメタル宣言」から後のラウドネスに繋がる流れを知っているのだし、むしろ、最大のヒット曲をあえてやらないという選択が彼ら「らしさ」でもあり、その「らしさ」を見せてやることの方がファンサービスってもんなのだろうと今は思う。
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