なぜものが見える?光を脳に伝える目の仕組み
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_243.html
私たちは、外から入ってきた光によって、物の色や形、遠近感、動きなどを認識しています。
私たちが、ものを見ることができるのは、光が眼球の「角膜」や「水晶体」を通過して「網膜」に届き、電気信号に変換され、「視神経」を経て脳に伝わるからです。眼球は、直径約2.4cmの球体です。角膜と水晶体は透明な組織で、ともにレンズの役割を果たしていますが、水晶体は厚みを変えることでピント調節ができます。網膜は眼球の内面を覆うスクリーンで、光を感じとっています。
目に入る光の量は、「虹彩」が「瞳孔」(瞳)を大きくしたり小さくしたりして調節しています。虹彩は瞳孔の周囲の茶色い部分です。
ピントを合わせるときは、「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉によって水晶体の厚みを調節しています。毛様体筋がリラックスすると、水晶体が薄くなり、遠くにピントが合います。毛様体筋が緊張すると、水晶体が厚くなり、近くにピントが合います。若いひとの眼はこのようなピント調節によって、遠くにも近くにもピントを合わせることができますが、年をとって老視になると、ピント調節ができなくなり、遠くにピントのあった正視眼では近くがぼやけることになります。
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