血圧計のエラー
血圧計がエラーを起こす理由の一つが、不整脈や脈拍が弱いといったものです。これは、血圧計の仕組みをしればその理由が良くわかります。
血圧計は、「コロトコフ音」という音を感知して測ります。この「コロトコフ音」というのは、動脈を一度圧迫し、その後に離すことで起きる音です。病院で、医師や看護師に、上腕で血圧を測られたことのある人ならば、この状態は想像しやすいでしょう。腕が圧迫され、それが解放されたときの音を、彼らは聞いているのです。
しかし、脈が弱かったり不整脈であったりすると、このコロトコフ音が正確に感知しづらくなります。その結果として血圧が測定できず、エラーとして表示される可能性があるのです。またそれ以外にも、抹消循環器系に障害がある人にも同様のエラーがみられることがあります。
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