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2019年3月 2日 (土)

シグナリング理論

就職希望者にとって「自分が会社にとって役立つ人材である」ことを証明するのは大変難しいことです。一方で、学歴の有無を証明するのは比較的簡単にできます。よって、「私は学歴が高いので仕事もできる人間です」と主張することは、自分の能力を伝えるためのコストを大きく下げてくれます。
会社の採用担当者にとっても、学歴を確認することが「学歴が高い人はそれだけ能力が高い人であり、会社に取って役立つ可能性が高いだろう」という合理的な判断をする根拠になり、就職希望者の能力を理解するためにかかるコストを下げることができます。
このように、本質的な情報(能力の高さ)に関連するシグナル(学歴)を判断基準にすることで、情報収集コストを下げられることがシグナリングを活用する大きなメリットといえます。
ひらたくいえば「いい学校を出ていい会社へ」という昔ながらのあれだ。
そういう側面のあることを否定しないが、それ「だけ」のために大学に行くわけじゃない。そもそも大学って就職予備校ではないし。

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