川平法とは | どうしたら麻痺は改善するのか【川平和美先生 | 促通反復療法研究所】
エビデンスの中で信頼度が高いのは客観的でバイアスの少ないランダム化比較試験(RCT:Randomized Controlled Trial)です。そういうランダム化比較試験をしても、急性期の患者さんでも促通反復法を持続的電気刺激下でやったほうが通常の治療をやるより麻痺の回復が良い。
あるいは、回復期病棟の例で比較しても、促通反復法を行ったほうが麻痺も良くなり、FIMで評価したADLの改善も大きい。
さらには発症後6ヶ月~1年以上のいわゆる慢性期の症例で比較しても(これはランダム化比較試験はやっていないが)、通常治療よりもはるかに麻痺が良くなる。これらの研究で明らかなように客観的な検証でも、間違いなく促通反復法のほうが従来の治療より優れています。
しかしこういう知見て、業界内でどれほど共有されているんだろうか? 恨みがましいことを言う気はないが、俺は入院中、医師による「治療」など皆無だった。PT、OTによる筋トレみたいなリハビリを半年間、毎日、一日も欠かすことなく受けてこのザマである。徒に時間を浪費し、改善する機会を逃した気がする。
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