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2019年1月24日 (木)

前立腺肥大に使用されるユリーフ(R)の副作用

6年5月に発売されたユリーフカプセル(シロドシン)の副作用報告が、08年10月までに17件寄せられています。起立性低血圧・立ちくらみが3件、 ふらつき・倦怠感が2件、頭痛・めまいが1件と、α1ブロッカー共通の副作用が目立ちます。また下痢が2件、吐き気が2件、腹部膨満感が1件と消化器系の 副作用が複数例ありました。
 そのほかには全身のかゆみが2件、頻尿・足の痛み・白血球減少・逆行性射精障害の疑いがある精液減少が1件ずつ報告されています。また、新たに添付文書に記載された女性化乳房について、1件の情報が寄せられました。
 患者年齢の分布は、50代が3例、60代が6例(1例は2件の副作用発生)、70~74歳が2例、75~79歳までが3例、80~84歳が2例と幅広く なっています。使用量は、起立性低血圧・立ちくらみを起こした症例をみると、70代の患者では8㎎/日、80代では4㎎/日でした。
 本剤は肝代謝ですが、高齢者に投与されることが多く、腎不全患者ではα1酸性糖タンパクが増加して薬剤と結合するため、代謝が遅くなります。そういう人 の場合は、投与間隔を開けるなど注意が必要です。高齢者の立ちくらみなどの症状は、薬剤起因の転倒・転落にもつながります。
 本剤は世界で最初に認可されたのが06年1月です。使用経験が短いので、今後も未知の副作用が発生する可能性があります。泌尿器科では、薬剤選択の幅が 狭いため本剤が処方される機会も多く、長期投与になる傾向もあります。常に注意深くモニターすることが必要です。

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