今の心境
だからこそ書けることもあるはずだ、と友人が言う。
それはそのとおりだけれども、せいぜいブログレベルの駄文の話である。「創作」ってそういうもんじゃない。
書斎の本棚のどこかにあるハズの古い科学雑誌に書いてあった一節が頭に引っかかっていて、新しい戯曲を書きはじめる前に、再読しておきたいなと思う。けれども、そいつを引っ張り出してページを捲り、当該箇所を探し出すことすらできない身体になったのである。すなわちそれは「書けない」ってことだし、だから死んだも同然というのである。
しかし友人の真意は別の所にあるともわかっているんだ。病前の「常識」を相対化する契機とせよってことだろう。それができてはじめてモノカキとして病を「克服」したことになる。
しかし友人の真意は別の所にあるともわかっているんだ。病前の「常識」を相対化する契機とせよってことだろう。それができてはじめてモノカキとして病を「克服」したことになる。
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