自律神経の主な機能と体の反応
交感神経が働くと | 副交感神経が働くと | |
瞳孔(ひとみ) | 散大(光が多く入るように) | 縮小する |
涙腺 | 血管が収縮、涙の分泌が減る | 血管が拡張し、涙が増える |
唾液腺 | 唾液が減り、喉がカラカラに渇く | 唾液が増える(唾液は消化液) |
胃腸の分泌腺 | 胃液や腸液の分泌が減る | 胃液(胃酸)などの分泌が増える |
胃腸の運動 | 動きが減り、便秘がちになる | ゴロゴロとよく動き下痢に傾く |
気管の平滑筋 | ゆるんで気管内径が広がる | 気管を締め付け気管内径が狭くなる(喘息の状態) |
心臓のリズム | 心拍数が増えてドキドキする | 心拍数が減る |
心筋の収縮 | 大きく収縮しタップリ血液を送る | 弱い収縮となる |
抹消血管 | 収縮し、血圧が上がる | 弛緩し血圧が低下、片頭痛がする |
汗腺 | 汗をたくさんかく | - |
立毛筋 | 収縮し鳥肌が立つ | - |
膀胱、直腸の筋肉 | 尿や便を貯める。便秘になる | 尿、便を押し出し、下痢に傾く |
膀胱、肛門括約筋 | 締まって、尿、便を出させない | 出口が緩んで、尿便を出す |
脳、神経 | 興奮する | 静まって、眠くなる |
神経が働く状況 | 目が覚めて活動を始めるとき、仕事をしているとき、けんかをしているとき、試合や運動をしているとき | 寝入るとき、寝ているとき、食事をするとき、のんびり休んでいるとき、排便排尿時 |
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