人格喪失感。自分自身が行動していながら実感が伴わない,自分が本来の自分と思えない,という自我意識 (→自我 ) の障害が中心になって,自分の身体が自分のものという感じがしない,という身体意識の障害や,物を見ているのにピンとこない,という対象意識面の障害などを伴う症状。ピエール・ジャネはこの障害の背景に空虚感を考え,自我の実在機能の減退を自我が自覚している状態と説明した。離人症は疲労時のほか,神経症,うつ病,統合失調症などに付随して現れる。
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