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2018年10月25日 (木)

黒字倒産が起こる理由

一般的に倒産とは「返済(支払)しなければならない債務の返済(支払)を自己資金でまかなえず、借入もできずに会社の経営が行き詰まった状態」です。
黒字決算なのに倒産になり、赤字なのに倒産しない理由は、会計上の収入と支出が、現金の入金と出金と一致していないことが原因で起こります。
つまり、たくさん仕入して、売上をたくさんあげても、仕入代金の支払いが1ヶ月先で、売上の入金が3カ月先であれば、自己資金で手当てできず、銀行などからの借入ができないと仕入代金が払えないので、倒産状態となります。実際は、その後、銀行取引停止処分を受けたり、裁判所に破産手続きなどを申請したりすることで対外的には倒産となります。
一方、会計上は、同一会計期間に仕入、売上が発生していると、赤字販売していない限り黒字決算となります。また、売れると思って大量に商品を仕入れて、在庫をたくさん持つと、この仕入費用は販売するまで、会計上は支出として計上されないので赤字になりません。しかし、仕入代金の支払は発生し、現金がないと黒字倒産状態になります。
赤字なのに倒産しない理由
黒字倒産の一方で、赤字でも倒産しない企業があります。その主たる理由は以下のとおりです。
・現金資産がたくさんある。
・赤字でも担保になる資産があり銀行から融資を受けることができる。
・赤字でも増資で資金調達ができる。
しかし、赤字状態が長く続くと、いずれは赤字倒産することになります。

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