障害受容
ぼくにとって、一人旅は永遠の憧れです。若い頃に沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んで、よけいに一人旅がしたくなりました。だけどそれは、僕にとって、絶対に叶うことのない憧れ。何故ならぼくは小さいころから補装具と言われる、義手みたいなものを使って自分一人でトイレに行くというチャレンジを何度もやってきました。それでも、どうしても無理だった。だからこそ、「一人旅は無理だ」という事実に納得せざるを得ないんですよね。
語弊を恐れずにいえば「諦めが肝腎」てことにもなるだろう。
人生のリソースは限られているのだ。その配分を「諦めない」=善のような一面的価値観で、トンチンカンにして、人生の残された可能性を潰さないためにこそ、現実を引き受ける。それが障害受容ってことなんだろうと思う。
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