感覚障害
運動神経同様、感覚神経にも経路が存在します。感覚神経は脊髄あるいは延髄で交叉し大脳まで上行していきます。そのため、感覚神経が脳内で損傷された場合も一般的には反対側に感覚障害の症状が現れます。感覚神経は脳出血を発症しやすい視床と呼ばれる部分を中継地点とし、大脳へと経路を伸ばしています。そのため、視床出血を起こすと感覚障害が出現しやすいです。また最も脳出血を起こしやすい部位である被殻と呼ばれる部分が出血を起こした場合も感覚障害が現れることは多いです。その理由としては、被殻のそばには内包と呼ばれる部分があり、この内包にも感覚神経線維が通っていることから感覚障害を引き起こしてしまうのです。感覚障害を起こすと、冷たい・温かいという感覚がわからなくなる、触られてもわからない、痛みがわかりにくくなる、自分の手足の位置が目をつぶるとわからなくなるといった症状が現れます。
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