2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 身体パラフレニア | トップページ | 時間を気にせず寝まくった。 »

2018年8月30日 (木)

余剰幻肢

分の腕や足の数が増えてしまったと感じる症状のことです。実は、人間の「体のイメージ」は脳 が作っています。例えば自分の身体の片側半分が無いと感じたり(半側身体失認)、切断されてすでにない腕がまだ存在していていつまでも痛いと感じてしまう (幻肢痛)などの症状は脳が原因で起こることはよく知られております。しかし、手足の数が増えてしまうという症状があり、それが脳の異常で起こるというこ とは知りませんでした。私が読んだ本には前頭葉の脳梗塞で3本目の腕が体から生えていると感じられるようになった女性の話が載っていました。もちろん、そ の3本目の腕は見えません。ところが目を向けていなければ、1分ほど前に自分の左腕のあった位置に、3本目の腕があるように感じられるそうです。たとえ ば、本当の左腕を椅子の肘掛けの上に置いていて、次いでこの左腕を机の上に移動しても、3本目の腕がまだ肘掛けの上に置いてあるように感じられるとのこと です。実際にそちらに目を向けると、この3本目の腕の感覚は消失します。時に下肢も3本になってしまうそうです。私が「余剰幻肢」という症状を知って驚い た訳は、脳外科医になった頃に受け持った脳挫傷の女性を思い出したからです。この女性は時々「3本目の脚が痛いです」と言っておられました。当時の私は 「3本目の足などあり得ない」と一笑に付してしまったことを、今では恥ずかしく思います。

« 身体パラフレニア | トップページ | 時間を気にせず寝まくった。 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 身体パラフレニア | トップページ | 時間を気にせず寝まくった。 »