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2018年7月 1日 (日)

余剰幻肢(supernumerry phantom limb:SPL)

切断によって上(下)肢が失われているにもかかわらず,いまだに存在しているように感じるものが幻肢です。
これに対して肢節が存在しているにもかかわらず生じるものが余剰幻肢(SPL)です。
2 具体的な症状
余剰幻肢(SPL)は,(片)麻痺に伴うことが多いとされており,本来の麻痺している上(下)肢とは別にもう1本上(下)肢があると感じる症状です。
①余剰幻肢(SPL)自体は動かず,麻痺している上(下)肢に,もう一つ付いているように感じるもの(例えば「私の手は3本あります。」という言動)
あるいは
②麻痺している上(下)肢を動かそうとするともう一つが一緒に動こうとするとする動きがあるといったものです。
後者は,動かそうとする意思(運動企図)の有無とは別ということがほとんどとされています。つまり勝手にくっついてくるという意味です。
これらが,従前から報告されている症例です。そして症状としては長期間にわたり残存するとされています。
これに対して,麻痺している上(下)肢を動かそうとする意思(運動企図)と関係する,つまり動かそうとする際に余剰幻肢(SPL)が生じてくる症例も稀ですが報告されています。
3 発症の機序
かなり重度の片麻痺と半身の深部感覚障害が,関連するとされています。
責任病巣としては大脳皮質,基底核,視床が挙げられていますが,詳細は今後の研究課題とされています。
動かそうとする意思(運動企図)と関係する症例については,視床からの求心性感覚情報が遮断されてしまったために動かすイメージと動作とのミスマッチが生じているのではないかという仮説もあります。

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