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2018年7月29日 (日)

脳卒中後うつ

脳卒中の後遺症として、うつ状態がしばしば見受けられます。
脳の損傷によって起きるもののほかに、脳卒中に罹ったことのショックが原因とも言われています。脳卒中後うつの症状はうつ病の症状と少し異なり、治療の内容も変わってきます。
脳卒中発症後は、さまざまな神経症状として「うつ」を発症することもしばしば見受けられます。脳の前頭葉の損傷による機能障害によって感情のコントロールが不安定になります。
また同時に、病気を発症し健康を失ったショックが原因で起こることもあります。うつ状態は脳卒中の発症後しばらくたってから起こることが多く、「脳卒中後うつ」と呼ばれています。脳卒中後うつの症状の特徴として、抑うつ気分というより意欲の低下や活動性の減退が目立つとされています。またうつ病特有の1日のうちで気分の変動が激しいことも脳卒中後うつには見られません。
脳卒中後うつの発症確率として、男性56%・女性23%と男性が罹る確率が高く、長くて発症してから1年後もうつ状態が続くとされています。脳卒中後うつの症状として、イライラ感や怒りっぽくなったり・幻覚・妄想が起きたりすることで感情が不安定になる「感情障害」と不安感・焦燥感*・精神活動の低下・食欲低下・不眠症などがでる「気分障害(うつ病)」が症状として起きます。
*焦燥感
不安感によってじっとしていられない状態。
脳卒中後うつの治療方法
脳卒中後うつの治療方法には、一般的に薬物療法が行われます。
脳卒中後のうつに対する薬物療法では、抗うつ薬、抗不安薬、脳循環代謝改善薬、漢方薬などを使用しますが薬によっては病気の悪化や再発を誘発する恐れがあるので、主治医の指示に従って服用をしてください。
脳卒中後うつは脳の障害によって起こる病気のため通常のうつ病で使用する抗うつ薬とは異なるため抗うつ薬はに対する治療反応や症状・結果が少し効きにくい結果が出ています。
また、副作用の注意しなくてはいけない点として抗うつ薬を服用しているがためにかえって精神状態が悪化し、無意識に徘徊したり自分がどこにいるのか判断できなくなったりする状態があらわれます。同時に身体が固くなったり、小刻みな歩行になったりと「パーキンソン症候群」も見受けられます。
抗うつ薬と同時に処方されるのが「抗不安薬」です。抗不安薬には筋弛緩薬作用があり、高齢者や脳卒中によって脳の障害を持っている方への処方はふらつきや転倒の原因になります。しかし、副作用があるからといって薬を停止するのではなく、脳卒中後うつの患者には、比較的副作用が少ないものを、少量から服用することがよいとされています。
脳卒中後うつの人に対する対応
脳卒中後うつは比較的高い確率で発症する合併症で、このうつ病を発症するとリハビリの進行の妨げになる人も多いとされています。脳卒中後うつ症状を発症すると、患者本人の身体機能・認知機能・社会的機能に大きく影響を与えるだけでなく、その患者に関わる家族への負担も増加すると考えられます。
脳卒中後うつの患者さんの接し方に決まった方法があるわけではないのですが、できるだけ「望ましい対応」と「避けたい対応」を理解して患者へ接し方に繋げてもらえば患者の回復に少しでも後押しできると考えられます。
望ましい対応
脳卒中後うつ病の治療として、薬物治療に加え家族の総合的な心理的サポートが必要とされます。しかし、患者自身の今までにない対応に家族もサポートの仕方に戸惑いを覚えてしまいます。
脳卒中後うつ患者は、言葉に対する感受性がとても敏感になっており感情を制御することがとても難しいとされています。そのため、悲観的な言葉をかけるのではなくポジティブになるような声掛けで患者本人も
ポジティブ感情が芽生え回復に前向きに取り掛かれます。サポートの仕方にも本人を励ますより「辛さ」を理解するような声かけをしたり、何気ない会話をしたりと「気持ちに寄り添う」ようにしましょう。
・ゆっくり話を聞いてあげる。
・感謝の言葉をかけてあげる。
・一人で悩まないで「一緒に」解決していこうという対応。

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