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2018年7月27日 (金)

脳出血の後遺症

後遺症は、脳出血によって脳の障害を受けた部位によって異なります。(脳出血・くも膜下出血・脳梗塞の後遺症は共通しています。)
1.運動の障害
 脳出血の後遺症の中でも代表的な症状が片麻痺です。運動にかかわる神経が妨げられて片方の手足に麻痺が起こる状態です。損傷を受けた脳とは左右逆側の手足に麻痺が出現します。麻痺の程度は、軽度のものから重度のものまでさまざまです。軽度であれば完全に麻痺が回復する場合や機能的に問題がなくなる場合もあります。しかし、さまざまの程度の麻痺を残す場合があり、下肢の麻痺について述べると、歩行につえや歩行器を要したり、筋力を補完するための装具を要したり、移動に車いすを要する場合などがあります。
2.発声や嚥下(えんげ)の障害
 脳出血により運動障害がおきるのは、四肢だけではありません。声を出したり、物を飲み込んだりする時に動くのどの筋肉も影響を受けることがあります。脳出血により喉の筋肉の動きが悪くなると、発声や嚥下がうまくできなくなり、いろいろな対策が必要になります。嚥下がうまくできないと、口に入れた食べ物やつばが気管支や肺に入ってしまい、生命にかかわる肺炎を起こす危険性があります。そのため、のどを通らずに食べ物を胃に入れるための「胃ろう」というチューブを腹の表面から胃に通すこともあります。
3.言語の障害
 左脳に言語中枢があるため、左脳の脳出血により言語の理解や表出(話すこと、書くことなど)が不自由な失語症になることがあります。失語症の代表的なものを挙げると、他人が話すことは理解できるが自分が考えていることを流暢に話せない「ブローカー失語」や他人が話すことが理解できず自分が話す言葉が意味を成さない「ウエルニッケ失語」、言葉を理解することも話すことも出来ない「全失語」などがあります。
 これらの失語症は、リハビリテーションにより改善することも多いので、じっくりとリハビリテーションに取り込むことが必要です。

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