わだかま・る
[動ラ五(四)]
1 輪状に曲がって巻いている。とぐろを巻く。「―・っている蛇」
2 入り組んで複雑に絡み合っている。「老松の根が―・っている」
3 心に不平・不満・不安などがあって晴れ晴れしない。「不吉な予感が胸に―・る」
4 かがんでうずくまる。また、しっかりと根をはる。蟠踞 (ばんきょ) する。
「あたかも毘留遮那大仏が虚空に―・っているような雪峰で」〈河口慧海・チベット旅行記〉
5 盗んで自分のものとする。横領する。
「主人の金子 (きんす) を―・り」〈浄・歌念仏〉
「痛み」は本人にしかわからないからも、その「感じ」を伝えるのに苦労する。入院中、「痛みはあるか、」とトレーナーに訊かれたから、ずっと肩甲骨のあたりにわだかまっているといったら伝わらなかった。どうやら語彙のリストに「わだかまる」というのがなかった模様。
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