ナラティブ
初心者がやりがちな演技の「手法」に、相手のせりふの語尾にかぶせて、食い気味に自分のせりふを言うってのがある。表層的な「間」がつまって芝居のテンポがよくなったような気がするのだ。簡単だし。だが、実生活でやってみりゃわかるが、これって相手の話を最後まで聴く価値がないという判断をしたというニュアンスを含んでしまうのだ。「はいはいわかったわかった」みたいな。端的にいって感じが悪いからフツーは礼儀として避けるだろう。会話というのはそこで語られる言葉以外の情報を含んでしまうのだ。要するにナラティブの話。フツーに生きてりゃわかる話だ。
「演劇」カテゴリの記事
- 関係性の演劇(2019.04.18)
- 『ジェイミー・フォスターの通夜』(2018.08.29)
- ガチ袋(2018.08.06)
- SRL(2018.07.24)
- Marina Abramović(2018.07.24)
コメント