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2018年4月 7日 (土)

助詞

https://www.kokugobunpou.com/
【A】鳥が エサを 食べる。

【B】友達と ボールで 遊ぶ。

【C】新潟から 青森まで 旅行する。

それぞれの例文の赤字の部分が助詞です。

まず、助詞がなかったらどうなるのかを考えてみましょう。

助詞を取り除くと、それぞれの例文は、

「鳥 エサ 食べる」

「友達 ボール 遊ぶ」

「新潟 青森 旅行する」

となります。

このように単語をただ並べただけでもなんとなく意味が通じるような気がするので、一見、これでもよいように思うかもしれません。

しかし、次の例文を見ると、それは間違いであることがわかります。

【D】鳥の エサを 食べる。

この例文では、「鳥のエサ」を食べるのは「鳥」でしょうか、それとも、「鳥」以外の生き物でしょうか。この文だけからは、どちらであるかはわかりません。

これに対して、例文Aを見ると、「エサ」を食べるのは「鳥」であることがはっきりわかります。

これは、助詞「が」が述語「食べる」の主語をあらわしているからです。

【E】友達の ボールで 遊ぶ。

この例文では、「友達のボール」で遊ぶときにその「友達」もいっしょに遊ぶのか、それとも、ほかの友達といっしょに、または一人で遊ぶのかがわかりません。

一方、例文Bを見ると、「友達」といっしょに遊ぶということがわかります。

これは、助詞「と」が「~といっしょに」という意味をあらわしているからです。

【F】新潟と 青森へ 旅行する。

この例文と例文Cとをくらべてみてください。

例文Cは、旅行のルートが「新潟」を出発点にして「青森」を終点とすることがわかります。

これに対して、例文Fだと、旅行で訪おとずれる先が「新潟」と「青森」であることがわかりますが、出発点がどこであるかや、どちらを先に訪れるのかまではわかりません。

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