べったり?
『前川氏は「調査という言葉遣いは適切ではなかった」と答弁。その上で「個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか。昨年秋にすでに杉田(和博)官房副長官から注意を受けた。そのことがなぜ読売新聞に出たか問題にすべきだと思う。この記事が出た前後に官邸からの動きも感じた。私に対するメッセージだと思う。私以外にも行われているとしたら、国家権力とメディアの関係は問題だ。横行しているとするならば、国民として看過できない」と強い口調で語る。』
読売新聞の中の人が「官邸のリーク」を否定しているのを聞いたことがあるけれど、ホントのところは私は知らない。
ただ、「買春」の裏取りもされてないショボイ記事を、こんなデカデカと載せる意味あんの? とは私も思ったし、何よりそのタイミング。「官邸のリーク」による「報復」と読者に思われてもしょうがないんじゃないか。
「読者に思われてもしょうがないんじゃないか」をH.R. ヤウスは「期待の地平」といった。正確な定義じゃないのだけど、いつかどっかで見たことのある「通俗的なパターン」くらいに私は理解している。
朝日新聞や民進党など、前川氏を利用して倒閣運動を仕掛けた側は、「元官僚の勇気ある告発」という「通俗的なパターン」の物語を用意した。
読売新聞はその構図に乗ってしまった。少なくとも結果的には。
だから読売のこの記事は、「政権べったり」というよりも「期待の地平べったり」だったのだ。
ただ、「買春」の裏取りもされてないショボイ記事を、こんなデカデカと載せる意味あんの? とは私も思ったし、何よりそのタイミング。「官邸のリーク」による「報復」と読者に思われてもしょうがないんじゃないか。
「読者に思われてもしょうがないんじゃないか」をH.R. ヤウスは「期待の地平」といった。正確な定義じゃないのだけど、いつかどっかで見たことのある「通俗的なパターン」くらいに私は理解している。
朝日新聞や民進党など、前川氏を利用して倒閣運動を仕掛けた側は、「元官僚の勇気ある告発」という「通俗的なパターン」の物語を用意した。
読売新聞はその構図に乗ってしまった。少なくとも結果的には。
だから読売のこの記事は、「政権べったり」というよりも「期待の地平べったり」だったのだ。
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