ノルマ
ウチはいわゆるチケットノルマ制度を採っていない。
予算はあくまで予算なので、実績がどう転ぶかは蓋を開けてみるまでわからない。チケットはほとんどが「当日精算」。公演当日、台風なんかにこられた日にはキャンセル続出で、もう完全にアウトだ。お天気は大事。
そうした諸々のリスクヘッジとして、かつては多くの小劇場系の劇団ではチケットノルマという制度が採用されてきた。
しかしプロデュース形式の公演が一般化し、俳優の流動化が進むと、この制度は成立しにくくなってくる。なぜなら団体としての共同幻想が、ない。そういう状態で、「ノルマ」が成立するのは、素人が舞台に“立たせてもらう”ケースに限られてくる。経済的リスクの共同分担ではなくて、「参加料」になってしまうのだ。
そうした諸々のリスクヘッジとして、かつては多くの小劇場系の劇団ではチケットノルマという制度が採用されてきた。
しかしプロデュース形式の公演が一般化し、俳優の流動化が進むと、この制度は成立しにくくなってくる。なぜなら団体としての共同幻想が、ない。そういう状態で、「ノルマ」が成立するのは、素人が舞台に“立たせてもらう”ケースに限られてくる。経済的リスクの共同分担ではなくて、「参加料」になってしまうのだ。
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