ミシェル・フーコー『監獄の誕生 監視と処罰』
「支配」の内面化という〈パノプティコン〉的なテーマはニューアカの影響もあって80年代小劇場ブームの頃に好んで書かれたテーマだったように思う。
しかしそうした芝居をしていたり観ていたりした人たちが、その後あっさり左旋回し、古くさいマルクス主義的「支配/被支配」の構図に嵌まっていくのを私は見てきた。彼らに対する拭いがたい不信感が私にはある。
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