「私」の分裂
ライブハウスに行くと、さっきまでステージで演奏してたミュージシャンが客席で腕組みしてつまんなそーにべつのバンドの演奏を見てたりしますよね。
同業者に対する「視線」ってそういうもん。
で、その視線の対象に、さっきの自分の姿を設定する観念を自己批評性というんですよ。
「私」という「物語」は、かように言葉によって分節化される。そうして「私」の分裂を促す。
私は演劇を通じてそれを実感するんです。
演じるワタシ/演じられるワタシ、この分裂を一身に引き受けるのが役者というもんだ、と定義できる。
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