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2017年5月25日 (木)

誠実

〈今の日本に演劇というものが「必要」か、と自問自答し、むしろこんなときだからこそ、と上演を決意した〉
3.11以降しばらく、この手のパターンの文章をいろんなところで目にした。〈葛藤〉を口にしてみせることが、あの状況下で興行に関わることのエクスキューズにも見えた。

しかしモノカキが己の仕事に“誠実”であろうとするなら、まずは言葉のインフレを自覚すべきではないか。ほとんど「枕詞」のように形骸化した「こんなときだからこそ」的フレーズを躊躇なく書きつけてしまうことこそを本来恐れるべきじゃないのか。
そもそも芝居を書く人間にとって、社会に必要か否かという物差しで内省的になってみせることが「誠実」な態度なのだろうか。

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