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2017年5月26日 (金)

アドリブ

「アドリブ」を検索したら、こういう解説があった。
『演劇、放送などで、出演者が台本にない無関係の台詞(せりふ)や演技を即興ではさむこと。また、その台詞など。』
好き嫌いはあるだろうが、予定調和を脱臼させる効果は確かにあるし、一概に否定できない。けれどやる際に、少なくとも踏んではいけない「地雷」がある。
 
「地雷」の例をひとつ示せば、レティサンス(黙説法)の破壊だ。つまり、あえて言い落とすことによって観客に想像させたり、余韻を感じさせたりする意図で書かれてある(書かれていない)台詞を「説明」して台なしにしてしまうこと。
俳優は己の「内面」に従ってそうしたはずだ。演じる際に「気持ち」が大事なのは確かだが、「気持ち」一本槍で行くと、こういうことが起こる。 

私は稽古の早い段階で出演者にホンの「狙い」を解説してしまう。それは作品のテーマだとか、そういうことじゃない。劇構造の話。あらかじめ「地雷」のありかを示しておくというわけだ。

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