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2017年5月23日 (火)

おつり

夕方、スーパーで買い物したら3千316円とか、そんなんだったので、5千円札一枚と小銭316円を払ったんですね。で、私は財布の小銭入れを閉め、千円札2枚のおつりをもらう気でいる。
実際、その通りになったんですが、そうじゃない可能性もある。千円札1枚と5百円玉2枚とか。
そのとき、私だったらどういうリアクションをするだろう? と思ったんです。
アテがはずれて一瞬「え?」と声になるかならないか、思わず店員の顔を見つめ、そして動揺を隠蔽しつつ、さっき閉じたばかりの小銭入れをまた開けて5百円玉をしまう。
このミニマムな「非日常」が劇的なんだと思うわけですよ。
一瞬の「え?」、そして動揺の隠蔽。これを描写して観客に伝えるのが演技というもの。
ここで大仰に「ええっ?!」とやってみせたり、最悪なのは「5百円玉かよ!」と言葉でツッコミを入れてみたり、そしてこう演技をしたがる役者は実在するし、それをヨシとする演出家もいるけれど。

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