イヤダカライヤダ
提灯7 それじゃ「神はいない」という者も……
提灯8 その否定する前に……
提灯9 ひとまず自分の神を……
提灯1 認めたことになってしまう。
提灯2 彼は否定するための神を……
提灯3 祀っているじゃないか。
***
先の芝居の冒頭の一部。百閒『白子』からの引用、脚色。
じゃあ「否定するための神を祀」らないためには、どうしたらいい?
せいぜい「祀」らないことだ。そうしてその「神」を自分の意志で退けてやるしかないだろう。
なぜなら「否定するための神」を否定するために、やっぱり「否定するための神」を認めている。目を背けることで逆説的に対象を「観」てしまう。
だったらそれこそ百閒みたいに「イヤダカライヤダ」と意思表明すればいい。
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