フォト
無料ブログはココログ

« 遵法精神 | トップページ | 破壊王 »

2016年6月11日 (土)

共犯関係

幼い少女が母親の真似をして口紅をつける。
母親に見つかって「何やってんの!」と叱られる。
よくある話だ。

これが現実の「教育」としていいんだか悪いんだか私は知らない。
もっと子供に対して「理解ある」言葉をかけてやるべき、という意見もきっとあるんだろう。
けれど物語の技法としては、これでいい。これが作劇の基本中の基本。
なぜならそれで、読者(観客)は主人公への滑らかな感情移入が可能となるからだ。

作者は主人公と読者(観客)に「共犯」関係を結ばせる。
ドリフの「志村うしろうしろ!」と同じ原理だ。
「口紅」の件は、主人公=少女と読者(観客)だけが知りうる特権的な「秘密」なんであって、母親はその関係を際立たせる部外者としてあらねばならない。つまりちゃんと泥をかぶらなきゃいけない。

« 遵法精神 | トップページ | 破壊王 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 遵法精神 | トップページ | 破壊王 »