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2016年5月19日 (木)

蓮實重彦「不機嫌会見」

蓮實重彦の「不機嫌会見」が、少なくとも私にとって痛快だったのは〈戦争に向かう今の時代の危うさとか、ひわいなイメージで読者を揺すぶってみたいとか、そういう意図というのはないのでしょうか。〉みたいな「現国」的愚問や、『(文芸時評)ポルノとファシズム 危うい空気に抗する砦』(http://www.asahi.com/articles/DA3S12284288.html#Continuation)みたいな低俗な読みがいまだに世間に流布し、それなりの共感を得る状況への嫌悪感を「作者」として表明して見せたことですよ。
だいたいあの会見で記者のビビった相手は誰なのか?「作者」なのか?
否。蓮實重彦という「権威」でしょう?
その権威を作者が活用してみせたわけです。

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