http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-26/2016032603_01_1.html
日本共産党は戦前も戦後も党の正規の方針として「暴力革命」の方針をとったことは一度もありません。
そりゃそうでしょ。
オウム真理教に綱領があるのか知らないけど、あったとして「サリン撒きます」とは書かれてないはずだ。
つか〈方針として~の方針をとった〉って、まず赤旗の記者は国語を何とかしろ。
せっかくなんで日本共産党の綱領を我慢して全部読んでみたよ。
http://www.jcp.or.jp/web_jcp/html/Koryo/
つっこみどころ満載なんですけども、長くなるので要点だけ。
私が大学生の時、ベルリンの壁が崩壊したのね。1989年11月9日。
で、卒業した1991年にはソ連が解体された。
そんなことって、あんの? と驚いたもんです。
フツーはこれらを社会主義の敗北・終焉と解釈すると思うんだけど、共産党は違う。
『ソ連とそれに従属してきた東ヨーロッパ諸国で一九八九~九一年に起こった支配体制の崩壊は、社会主義の失敗ではなく、社会主義の道から離れ去った覇権主義と官僚主義・専制主義の破産であった。』
まず、ここで常人はついていけないでしょう?
でもまあ、こういう考えはあり得ますよ。
たとえば、まり菜直筆の暑中見舞いに応募したのに届かないのを「ハズレ」とは決して認めず、「彼女、俺のことが好きすぎて、ポストの前を行ったり来たり、勇気がなくてとうとう投函できなかったんだな」という解釈というか妄想。「もしかしてだけど」の、どぶろっくメソッドと名付けたい。
そして共産党はこんなふうに持論を展開する。
『発達した資本主義の国での社会主義・共産主義への前進をめざす取り組みは、二一世紀の新しい世界史的な課題である。』
『社会主義・共産主義の社会がさらに高度な発展をとげ、搾取や抑圧を知らない世代が多数を占めるようになったとき、原則としていっさいの強制のない、国家権力そのものが不必要になる社会、人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会への本格的な展望が開かれる。』
今、何年? 2016年?
ちょっと背筋が寒いっす。
あと、綱領を読んでもらえばわかるけど、やたら「たたかう」「たたかい」「闘争」だらけなの。
こえーよ。
そんなんだから、宮本顕治はリンチ殺人を犯すし、高安知彦は白鳥警部補を射殺するんだよ。
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