感性?
http://www.asahi.com/articles/ASJ3X7TRTJ3XUCVL045.html
集団的自衛権を行使できるようにする安全保障関連法が施行された29日、文学座の演出家西川信廣さん(66)らで作る「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」が、東京や京都、岡山など各地の駅頭で、無言でプラカードを持って抗議する「緊急サイレントスタンディング」を行った。
東京都内では、午前8時半から1時間ほど、新宿区のJR信濃町駅前、渋谷区のJR恵比寿駅前、武蔵野市のJR吉祥寺駅前などで実施した。
信濃町駅前では文学座や青年劇場、劇団青年座、劇団文化座などの有志ら約70人が、「安保法制施行反対」「立憲主義を守れ!3・29」「戦争法案施行反対!」などと記されたプラカードを手にたたずんだ。通りがかりの人から「頑張って下さい」と声援もかかった。
西川さんは「立憲主義に立つべきだということと、安倍政権の暴走を止めようという気持ちで団結してやっている。演劇の表現者が、何も言わないのは時代への感性として問われるべきことだ。今後も活動を継続していく」と話した。(朝日新聞・2016年3月29日)
安保関連法の施行に関し『演劇の表現者が、何も言わないのは時代への感性として問われるべきことだ』とは思わない。
むしろなぜ「問われるべき」と、まるでその態度がアプリオリに正しい選択であるかのようにいえるのか、いえてしまうのか、その感性をこそ問いたい気分だ。
劇を書く者としては、世界をテクストとして捉えたい。
テクストとはもともとテクスチャ=織物のこと。
さまざまな文脈の糸(意図?)が交錯し、それらの「関係」の総体としてこの世界=作品がある。
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