権力
フーコーのいう「権力」(を正確に理解している自信がないが)に基づき私はこう考える。
民主主義において一般に「権力者」と呼ばれる為政者は「私の権力」の執行官に過ぎない。
どういうことか?
国民主権下で「権力」の源泉は当然「私」にあり、公権力は「私」が「私の代理人」を介して「私」に働きかけるいわば自己言及的な「力学」である。言い換えれば、複数の「私」(=大衆)から発せられる「権力」を代理人に束ねる〈手続き〉こそが民主主義というものだ。
つまり民主主義の正当性は〈手続き〉にしかない。
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