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2015年7月18日 (土)

論点

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161876

まず大前提として誰も戦争なんかしたくない。
戦争を回避するためにどうするか、という文脈上での集団的自衛権行使容認という話なわけだ。
当然、中国の覇権主義を念頭においている。それは「現実」に起こっていること。知らぬわけはないだろう。
 
むろん、集団的自衛権行使容認が戦争回避につながらない、むしろリスクが高まる、という議論はありうるし、実際あるわけだ。ならばその蓋然性を論じ尽くせばいい。
そこが「論点」だ。いい加減そのくらいのことは理解しろ。
 
論点に基づき自分の頭で考えて自分の口から出た「私」の言葉を他者の言葉と並べてみろ。それが自己相対化というものだ。
それを怠り、ただ自分の立場を情緒的に正当化するために、誰かが用意した「戦争法案」などというレッテル貼りをし「平和を愛する私/戦争をしたがっている政権」というありもしない善悪二元論の構図に持ち込む。他者を不当に貶めて「平和を愛する私」を独占しようとするのだ。この卑怯な選民思想。
 
こういう思考回路の持ち主がいう「平和」や「正義」を私は信用しない。

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